ACTとはAssertive Community Treatmentの略。重度の精神障害のある方が住み慣れた地域で自分らしく暮らすための支援プログラムです。1960年代のアメリカで生まれて、現在では世界各国で実践されている、エビデンス(有効な実践である実証)が確立された地域精神医療福祉の手法のひとつです。
日本でACT実践がはじまって10年。病院から地域への大きな潮流の中、全国でACTを取り入れたチームが20を数えるほどになりました。作業療法士は、精神症状の対処から意味ある作業の実現、身体面へのアプローチ、就労支援、家族支援など大いに活躍しています。
そんなACTの普及、啓発、技術研鑽を図る全国規模の研修会が11月23日(祝、土)、24日(日)にアクトシティ浜松にて開催されます。ACTのパイロット事業当時から活躍されている作業療法士の話を聴ける他、作業療法の研修会では耳慣れない「動機づけ面接法」の分科会では、やる気のないクライアントを動かすテクニックを学べます。特別講演の講師は、生きていく上で避けては通れない死と生を巡る様々な問題を学ぶ「死生学」。宗教学を専門とし、日本の死生学をリードしてきた島薗進先生です。
精神分野の最先端の動向を身近に学べる、またとない機会です。分野を問わず、地域、訪問、アウトリーチに関心のある方、就労支援を実践されている方、多数の参加をお待ちしています。
日時・場所:2013/11/23(土) アクトシティ浜松中ホール/研修交流センター
24(日) アクトシティ浜松コングレスセンター
内容:添付ファイルをご参照ください。