日時:201673日(日)10時~1720
会場:大阪医療福祉専門学校(大阪市淀川区宮原1-2-14
参加費:4,000
定員:100
プログラム10:00 総論(加藤)
      運転支援に関する先行研究のレビューを中心に、臨床場面で知っておきたい知識をお伝えします。
      〇医療職の介入により脳損傷者の運転再開はどう変わるのか
      〇脳損傷者の運転再開後の事故率
      〇国内での実践的施設の紹介
      〇知っておきたい基礎知識、自動車学校のこと、実車評価におけるOTの役割など
11:20 休憩/運転支援装置に関するセミナー
         休憩時間に運転支援装置に関するセミナーと講師による自由質問コーナーを設けます。
     「運転支援装置に関するセミナー(タイトル調整中)」講師:杉山光一(フジオート FUJICON)
            〇ハンドル旋回装置や左足ハンドル用ブレーキペダル等、運転支援を行う上で欠かせない
       運転支援装置について、種類や特徴、補助金など導入に必要な知識を紹介します。
12:30 運転支援に必要な法的知識・関係機関との連携(酒井)
     運転可否に関する関係機関の役割と臨時適性検査について紹介したいと思います。
      ○運転免許センター(公安委員会)、自動車教習所、医師(医療機関)の役割と課題
      ○臨時適性検査までの流れ
      ○診断書の様式・記載のポイントと作業療法士の役割
      ○脳損傷者の運転再開に関する法制度等
13:50 休憩
14:00 神経心理学的検査による運転技能予測(加藤)
      神経心理検査を用いた運転技能予測について現状をまとめ、運転技能予測に有効な検査とそのカット
         オフポイントを中心に明日から臨床で役立つ知識をお伝えしたいと思います。
            〇運転に関わる認知機能と神経心理学的検査の関連
      〇脳卒中ドライバーのスクリーニング評価:日本版Stroke Drivers Screening Assessment
       紹介と予測精度について。国内で行われている多施設共同研究の最新経過について
        日本版SDSAについては http://shinkoh-igaku.jp/inspection/sdsa.html
      〇現状で有効とされる神経心理学的検査とカットオフポイント
          〇神経心理学的検査による予後予測の限界
         〇症例 実際の運転場面の動画を提示し検査結果との関連を検討
15:30  休憩
15:40 実車運転評価の実際・岡山県での実践から(酒井)
     ・障がい者の運転技能を多角的に評価し、総合的に判断するには関係機関との連携が重要となります。
     ・岡山県における連携構築までの活動と現在の流れ、ツールを紹介したいと思います。
     ・また岡山リハビリテーション病院における実車評価の手順、フィードバックにおける注意点と、
           理解しておくべき交通心理学の視点について紹介したいと思います。
      ○(一社)岡山県作業療法士会事業部の取り組み
       ○関係機関同士の意見交換会の紹介
      ○連携システムとツールの紹介
      ○実車評価の事前準備(実車評価内容の構築、情報提供など)
      ○実車評価における構内講習と路上講習の役割
      ○実車評価における対象者の評価(認知、予測、判断、操作過程に着目した)
      ○リスク認知、リスクテイキング行動、リスクコミュニケーションについて
17:10  質疑応答
17:30  終了。終了後、自由質問コーナーを設けます。
17:30「自由質問コーナー」(藤田佳男:目白大学、運転支援研究会代表.加藤・酒井)
      ○法律や算定の事、実際の症例に関して等、普段臨床でお悩みの事について講師陣がお答え
       いたします。参加は自由です。お時間に余裕がありましたら是非ご参加頂ければ幸いです。 
   
お申込方法:①氏名,②E-mail,③所属,④電話番号(緊急連絡が必要な場合に利用します)を
以下のページよりお申し込みください
http://otdriving-support.jimdo.com/