平成26年3月16日、静岡労政会館にて静岡災害リハビリテーション研修会が開催されました。県内の理学療法士会、作業療法士会、言語聴覚士会3団体合同のイベントです。
まずは、災害時における障害者への情報対応と現状として、映画が上映されました。

災害情報がテレビなどのメディアで報道されることが多く、視覚障害者や聴覚障害者の方には震災直後の情報が届きにくい、停電時にはラジオのみになることが多く、特に聴覚障害者は情報を得ることが大変だったことがわかりました。

特別講演では、静岡県の第4次地震被害想定として、静岡県危機管理部理事兼危機報道監の藤原和夫氏による、データに基づく講演がありました。

東海、東南海、南海3地域連動した地震も今後、起こりえる、最悪のケースを想定しつつ、なるべく被害者数を減らす対策が求められている、ということを学びました。

昼食休憩時にはもう1本、映画の上映があり、身体障害者が避難すると言うこと、避難生活がどういったものであるか、ドキュメント上映されました。

午後は「クロスロード」という手法を用いて、グループで命題に対して多数決で選択して決定していく、というシミュレーションゲームが行われました。簡単な問題から、考えさせられる問題まであり、実際にはもっと切羽詰まった状況なので難しいとは思いますが、「あなたはそのときどう判断しますか?」ということを前もって経験しておくことはとてもよいことだと感じました。

研修会資料をひとつにまとめたPDFファイルが、ダウンロード(書庫)にあります。
HP一般会員以上でダウンロードできます。まずはログインしてから、以下のページへ!

http://otshizuoka2.sakura.ne.jp/kaiin/modules/d3downloads/index.php?cid=15