2015年11月28日(土)、29日(日)に浜松で開催します。
第19回作業科学セミナー実行委員長 小田原悦子
今回の会場は、新幹線を利用して日本の東からも西からも参加していただける便利な浜松駅から徒歩10分の場所です。日本全国からの参加・発表をお待ちしております。
今回の作業科学セミナーのテーマは「Transition: 人々の生活・人生における移行と作業」です。Transition とは、人間の生活・人生における移行、変遷、過渡期を意味する言葉です。我々は、生活・人生で多様な出来事に会い、ライフクライシスを経験しますが、乗り越え成長してゆきます。次の段階へと作業の力で乗り越えていきます。そこに作業の力強さがあります。作業療法士は、病気、障害、老いなど多様な状況にある人々に寄り添い、彼らがライフクライシスを乗り越えていくように援助します。作業的存在である我々は、人生のtransitionをどのように越えるのでしょうか?今回のセミナーは、多様な学際からスピーカーをお招きし、刺激に富んだ内容を企画しています。
基調講演は、Zemke & Clark編「作業科学」の「高齢期に意味ある存在として生きる」の著者、アイルランド、コークカレッジ大学のJeanne Jackson氏に講演いただきます。
シンポジウムはTransitionをテーマに、人類学、老年看護学、都市計画の分野からシンポジストをお呼びします。
ワークショップは「作業的写真」を計画しています。2012年に札幌で開催された第12回作業科学セミナーで多くの方が参加した好評のワークショップです。西方浩一氏がファシリテーターを努めます。参加者の皆さんに作業の写真を持参していただき、身近な作業を語り、耳を傾け、理解を深める実践を企画します。
佐藤剛記念講演は日本の作業科学発展に貢献した方にお願いしますが、今回は浅羽エリック氏(スウェーデンのカロリンスカ研究所)に講演いただきます。
演題発表(口述、ポスター)の応募をお持ちしています。応募締め切りは7月中旬を予定しています。事前参加登録は10月初旬までです。11月28日(土)夕方に懇親会を開催します。詳細は3月に掲載予定です。
問い合わせ先はosseminar19@jsso.jp(担当:太田麻梨江、斎藤ふみ)です。
みなさま、浜松でお待ちしております。